消防士を目指している方必見!消防官試験の内容、難易度などを大公開

グルメ

地域の安心、安全を守るために日々訓練する消防士の姿はかっこいいですよね。

そんなかっこいい消防士に憧れている人も多いかと思います。

「消防士になって人助けをしたい」と意気込んでいる方に向けて、今回は消防士になるために避けては通れない消防官採用試験についてお伝えしていきたいと思います。

消防士になるためには、試験に合格しなければいけないと聞いたけど、試験って難しいの?

人気の職業だし倍率も高そう…

こう思う方はきっと多いことでしょう。

私自身も、消防士を目指そうと決めた時にはやはりこういう風に思いました。

この記事は、消防官採用試験の内容、難易度、倍率、日程などについて詳しく記載しておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

※この記事の対象者は下記の通りです。

・消防士を目指している方

・消防官試験内容が知りたい方

・消防官試験の倍率が知りたい方

・消防官試験日程が知りたい方

目次

消防官採用試験の流れ

消防士として働きたいのであれば、まずは消防官採用試験に合格することが必要です。

試験は、各自治体の消防本部によって行われるため、地域によって試験内容や受験資格、日程などが異なります。

基本的には、一次試験→二次試験の順で実施されます。(3次試験がある自治体もある)

2次試験に行くには、1次試験を突破する必要があります。

受験資格

受験区分

消防官採用試験には必ず受験資格というものがあります。

区分 概要
I類 大学の卒業者又は卒業見込みの者
II類 短期大学あるいは専門学校の卒業者又は卒業見込みの者
Ⅲ類 高校の卒業者又は卒業見込みの者
専門 大学の卒業者又は卒業見込みの者

上記の通り、主に4区分に分かれるます。

地域によっては、4区分ではなくI・Ⅲ類の2区分だけのところも存在します。

しかし、あくまで区分というだけであって、例え大学や専門学校に行ってなくても、年齢さえ満たしていれば受験可能となります。

専門区分のみは、大学以上の学歴がないと受験できないので注意が必要です。

受験する前に自分がどの区分なのかをしっかり確認しておきましょう。

専門:法律・建築・化学・物理・土木・電気・機械など

年齢制限

受験資格の中で、特に気をつけなければいけないのが年齢制限です。

消防士になりたいと思っていても、年齢が満たしてなかったり年齢制限を超えていたりしたら元も子もないです。

区分 年齢
I類 22歳〜30歳
II類 20歳〜30歳
Ⅲ類 18歳〜22歳
専門 22歳〜30歳

やはり消防士は体力仕事なので、体力がある若いうちに採用したいという背景が読み取れます。

基本的には30歳まで受けられるところが多いですが、場所によっては30歳未満までのところもあるので、注意が必要です。

場所 年齢上限
東京消防庁 30歳まで
さいたま市消防 27歳まで
大阪市消防 27歳まで

身体的条件

試験を受けるには、業務に支障がないと定められている身体的基準をクリアする必要があります。

条件は、各自治体によって多少は異なりますが、概ねは下記の通りとなります。

性別 男性 女性
身長 160㎝〜 150㎝〜
体重 50kg〜 45kg〜
胸囲 身長の半分以上
視力 両視0.7〜 色の識別ができる
聴力 左右正常である
肺活量 3,000cc〜 2,500cc〜

必ず自分の受ける自治体の身体的条件を確認しておきましょう。

その他

国籍は必ず「日本国籍」でないと受験ができません。

試験内容

消防官採用試験の内容は下記の通りとなります。

試験内容 内容
教養試験 知能 文章理解・英語・古文・判断推理・数的推理・資料解釈
知識 政治・経済・日本史・世界史・地理・国語・数学・物理・化学・生物
論文試験 各自治体の出題テーマ
適性検査 性格診断・職務適正診断
体力検査 上体起こし・長座体前屈・反復横跳び・1,500m走・懸垂など
面接試験 個人面接

1次試験:教養試験・論文試験・適性検査

2次試験:体力検査・個人面接

まずは、1次試験に突破しないといけません。

一次試験

教養試験は上記の表を見てわかる通り、科目数がとても多くその上、範囲がかなり広いです。

特に、数的推理や判断推理などは出題数が多いので、自分の受ける自治体の出題傾向を把握し、出題数が多い科目から勉強することが大切です。

論文試験は、60〜90分の短い間で1000文字程度書かないといけません。

論文は、普段なかなか書くことがないので、苦手な人も多いかともいます。

過去の出題テーマからひたすら書いて誰かに見てもらい、採点してもらうという流れを反復して行い、論文対策を行いましょう。

二次試験

体力試験は、消防官採用試験には欠かせない試験となります。

筆記試験の対策に時間を費やしがちですが、勉強の合間などに腹筋や腕たて伏せ、ランニングなどを行いましょう。

面接試験は、最終試験となります。

内容としては、あげたらキリがないですが、志望動機や配属されたら何をしたいか、学生時代に頑張ったことなどが聞かれます。

あらかじめ対策をしておきましょう。

試験の難易度、倍率

消防官採用試験の難易度は、国家公務員試験よりは比較的優しいです。

しかし、消防士は人気な職業の1つなので、倍率は結構高いです。

例えば、東京消防庁の過去3年間の倍率は下記の通りです。

I類 II類 Ⅲ類
2019年 8.8 10.3 27.4
2018年 11.2 13.0 17.7
2017年 17.5 32.1 19.9

東京消防庁はかなり倍率が高いで有名ですが、他の自治体も概ね10倍以上あります。

自分が受ける自治体の試験倍率を確認しておきましょう。

試験の日程

試験日程は、一次試験の実施日によって決められ、主に3つの日程に分けられます。

① A日程:6月下旬

② B日程:7月下旬

③ C日程:9月中旬

ただし、東京消防庁はA〜Cの日程には所属しないので、注意が必要です。

また、消防採用試験は日程がかぶってなければ併願で受験することが可能ですので、各自治体の試験日程は頭に入れておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、消防官採用試験についてお伝えしていきました。

消防士は人気な職種の1つですので、簡単には合格することはできません

毎日コツコツと対策を行うことが合格の近道となります。

ぜひ、この記事を参考にしていただき、合格できるように頑張ってもらえればと思います。

ではまた🤚

 

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