公務員試験の教養試験に時事問題はつきものです。
数的推理や政治・経済と同じく重要科目の1つとなっています。
しかし、実際には数的推理や政治・経済などの他の科目の勉強に時間を費やしてしまい、時事問題への対策をあまりしてない人が多いのではないでしょうか。
今回は、時事問題の重要さを踏まえて、対策方法について解説していきたいと思います。

時事問題は大切とよく聞くけど、勉強方法がわからない

勉強しているけど範囲が分からないからそこを明確にしておきたい
こんなふうに思う方はぜひ、この記事を参考にしていただき、対策してもらえればと思います。
出題数は?
先ほどもお伝えしましたが、時事問題は重要科目の1つです。
その理由としては、出題数が多い傾向なので、正解できれば大きく点数を稼げるからです。
では、いったいどのくらい出題されるのか。
各公務員試験によって出題数が異なりますが、下記に参考として表を載せておきます。
公務員試験 | 出題数 |
国家一般職 | 3/40 |
国税専務官 | 3/40 |
特別区 | 4/48 |
地方上級 | 4/50 |
東京消防庁 | 3/45 |
警視庁 | 3/50 |
基本的には、3〜4問出題するところがほとんどです。
ここで点数を取れるか取れないかで教養試験結果に大きく関わってくると思いますので、時事問題は重要科目の1つだと思います。
なぜ、時事問題が出るのか

公務員試験でなんで時事問題が出るの?
意味あるの?
こう思う方はきっと多いと思います。
私自身も時事問題の対策はしていましたが、「なんで時事問題ってこんなに出題されるんだろう」と思っていました。
それにはしっかりとした理由があります。
公務員は、国民や地域の方々が安心・安全に過ごせるために、社会事情や各自治体が抱えている課題を解決していくのが仕事であるので、社会問題などの時事について常日頃から向き合うことが大切です。
また、時事については論文試験・面接試験にも関わってきます。
教養試験では、「論理的思考」や「一般教養」の能力を見極められる試験なので、例え時事問題を全て落としてしまっても、他の教科で取り返せば基本的には心配な尾です。
しかし、論文試験や面接となると、公務員の適正をはかるため、「人間性」が見られます。
時事に関することで言えば、「この人は時事問題に対してどう思っているんだろう」といった、時事問題に対して関心があり、意見を持っているかをチェックされる試験となります。
ですので、日頃から時事に関心を持ち、自分の意見や考えなどをしっかり持っておくことが大切です。
勉強方法
では、そんな重要科目の1つである時事問題の勉強方法をお伝えしていきたいと思います。
新聞・ニュースをチェックする
定番な対策方法とはなってしまいますが、やはり新聞・ニュースをチェックすることがまずは大事だと思います。
社会問題を多く取り上げていますし、特に新聞は記事となっているので形として残すことができます。
私自身は、新聞に目を通して重要な記事は切り取ってとっておいたりしていました。
やはりテレビだと月日が経てば忘れていってしまうので、形に残しておける新聞はたとえ見たことを忘れてしまっても、記事をとっておくことで後から見返すことができます。
ですので、ニュースと新聞に目を通して、忘れないために新聞記事をとっておくことが大切だと思います。
スマホに時事に関するアプリを入れる
スマホにそういったアプリを入れておくのも1つの有効的な対策方法です。
スマホに入れることで、移動時間とかに気軽に見ることができるので、時間がない人とかにはとっておきの対応策かと思います。
個人的にオススメなアプリが、「時事問題」という緑色のアプリです。
特徴としては、「国内」「国際」「自然災害」「スポーツ」「世界遺産」と5つのカテゴリーがあり、重要なことが短的にまとめられているので、非常にわかりやすく、勉強がしやすいです。
参考書
これも定番な勉強方法となりますが、参考書を使い、勉強をするのも有効的です。
専門学校や予備校では時事問題に関するテキストはあまりないかと思いますので、自分で参考書を買って勉強することになります。
個人的には、何冊も揃えるのではなく自分に合った参考書を1冊に絞って対策するのが良いと思います。
というのも、時事問題は正直参考書を買わなくても新聞やネットで勉強できるので何冊も買っても無駄になってしまいます。
ですので、1冊に絞って、より深く勉強したいときに参考書で勉強することをオススメします。
時事問題出題傾向
私自身、経験してきて感じたことではあるのですが、どの公務員試験も直近3〜5ヶ月以内の時事はあまり出ません。
特に、半年前〜1年前の時事が出る傾向があります。
例えば、私が受けた東京消防庁は、8月末にしけんがあったので、昨年の8月〜今年の2月くらいまでの時事が中心に出題されてました。
特に多いのが、国内時事だと衆議院・参議院の選挙結果や法律系などが多いです。
国外であれば、国際会議系が多い印象があります。
自分が受験する公務員試験の過去問から、時事問題の出題傾向を掴んで勉強しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、公務員試験の時事問題の重要さと勉強方法について解説していきました。
簡単にまとめると、時事問題は教養試験の中でも配点が高く、重要な科目であり、論文試験や面接試験で公務員の適正能力があるかないかの判断材料の1つにもなります。
ですので、日頃からニュースや新聞に目を通して、時事に関心を持って対策しておきましょう。
ではまた🤚
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